全国通訳案内士とは「報酬を得て外国人に付き添い、外国語を用いて旅行に関する案内を行うことを業とする者」(通訳案内士法)をいいますが、簡単に言えば、訪日外国人相手のガイドのことです。全国通訳案内士試験に合格すると、全国通訳案内士になる資格があります。
通訳案内士試験の外国語は、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、タイ語(10言語)があります。
目的 | 全国通訳案内士として必要な知識及び能力を有するかどうかを判定すること(通訳案内士法第5条) |
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受験資格 | 不問 |
受験料 | 14,850円 |
試験日程 | ◇願書受付 : 2025年6月~7月(予定) ◇筆記試験 : 2025年8月中旬(予定) ◇筆記試験合格発表: 2025年9月下旬(予定) ◇口述試験 : 2025年12月上旬(予定) ◇最終合格発表 : 2026年2月上旬(予定) |
試験会場(英語) | 一次筆記試験 札幌市、仙台市、東京近郊、名古屋市、大阪近郊、広島市、福岡市、沖縄県 二次口述試験 東京近郊、大阪近郊、福岡市 |
目的 | 全国通訳案内士の業務を適切に行うために必要な読解力、日本文化等につい ての説明力、語彙力等の総合的な外国語の能力を問うものとする。 |
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試験時間 | 90分 |
合格基準点 | 100点満点中70点 |
試験方式 | マークシート式 |
試験内容 |
◇英文読解 : 1題(40点程度) |
目的 | 外国人観光旅客が多く訪れている又は外国人観光旅客の評価が高い観光資源 に関連する日本地理についての主要な事柄(日本と世界との関わりを含む。)のうち、 外国人観光旅客の関心の強いものについての基礎的な知識を問うものとする。 |
試験時間 | 30分 |
問題数 | 30問程度 |
合格基準点 | 100点満点中70点 |
試験方式 | マークシート式 |
試験内容 |
地図や写真等を使った問題も含まれる |
目的 | 外国人観光旅客が多く訪れている又は外国人観光旅客の評価が高い観光資源 に関連する日本歴史についての主要な事柄及び現在の日本人の生活、文化、価値観等 につながるような日本歴史についての主要な事柄(日本と世界との関わりを含む。)の うち、外国人観光旅客の関心の強いものについての基礎的な知識を問うものとする。 |
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試験時間 | 30分 |
問題数 | 30問程度 |
合格基準点 | 100点満点中70点 |
試験方式 | マークシート式 |
試験内容 |
地図や写真等を使った問題も含まれるものとする。 |
目的 | 現代の日本の産業、経済、政治及び文化についての主要な事柄(日本と世界との関わりを含む。)のうち、外国人観光旅客の関心の強いものについての基礎的な知識(例えば、試験実施年度の前年度に発行された「観光白書」のうち、外国人観光旅客の誘客に効果的な主要施策及び旅行者の安全・安心確保に必要となる知識、並びに新聞(一般紙)の1面等で大きく取り上げられた時事問題等)を問うものとする。 |
試験時間 | 20分 |
問題数 | 20問程度 |
合格基準点 | 50点満点中30点 |
試験方式 | マークシート式 |
試験内容 |
地図や写真等を使った問題も含まれるものとする。 |
目的 |
通訳案内の現場において求められる基礎的な知識(例えば、旅行業法や通訳案内士法等の業務と密接に関係する法令に関する基本的な内容や実際に通訳案内業 務に就くにあたっての訪日外国人旅行者の旅程の管理に関する基礎的な内容等)を問うものとする。 本科目については、原則として、令和7年4月に観光庁より発行された「通訳ガイド テキスト(初版)」を試験範囲とする。 |
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試験時間 | 20分 |
問題数 | 20問程度 |
合格基準点 | 50点満点中30点 |
試験方式 | マークシート式 |
試験内容 | 地図や写真等を使った問題も含まれるものとする。 |
目的 | 総合的な外国語の能力並びに日本地理、日本歴史、一般常識及び通訳案内の 実務に係る正確な知識を活用して行われる、通訳案内の現場で必要とされるコミュニケーションを図るための実践的な能力について判定するものとする。 |
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試験時間 | 10分 |
合格基準点 | 原則7割(各項目について5段階評価) |
試験方式 | 面接 |
試験内容 | 試験は、外国人観光旅客が多く訪れている又は外国人観光旅客の評価が高い観光資源 に関連する地理、歴史並びに産業、経済、政治及び文化についての主要な事柄のうち、 外国人観光旅客の関心の強いものを題材として、受験者に通訳案内の業務を擬似的に行わせることにより実施 |
試験方法 |
内容は、試験委員が読み上げる日本語を外国語訳し、その問題文に関連した質疑を行う「通訳案内の現場で必要となる知識等に関する外国語訳及び全国通訳案内士として 求められる対応に関する質疑」、提示される3つのテーマから受験者が1つを選び、外国語で説明を行い、そのテーマについて試験委員と外国語で質疑応答を行う「プレゼンテーション問題」の2題とする。 「通訳案内の現場で必要となる知識等に関する外国語訳及び全国通訳案内士として求められる対応に関する質疑」において、試験委員が読み上げる問題内容については、メモを取ることを認める。 「通訳案内の現場で必要となる知識等に関する外国語訳及び全国通訳案内士として求 められる対応に関する質疑」については、試験委員に対して、受験者は全国通訳案内士としての適切な受け答えをすること。 |
評価項目 |
1.プレゼンテーション |